花き部は、昭和48年11月5日付けで中央卸売市場における全国初の花き市場として農林水産大臣の認可を受け、宮城野原地区から移転した水産及び青果部とともに現在地で業務を開始した。
以来、関連事業などの増強も図り、東北の拠点市場としての役割を果たしてきたところであるが、昭和55年ごろから各部とも取扱量が急激に増加したことなどにより、再び本場の狭あい化が顕著となり市場機能の停滞が危倶される状況となった。
こうしたことから花き部の移転建設計画の検討がはじめられ、昭和56年度から65年度までの10年間を見通した第三次中央卸売市場整備計画の中でも緊急を要する事業として位置付けられ、昭和59年7月に花き部の場外移転建設計画の方針が正式に決定された。
移転用地は、当初食肉市場南隣の市有地約13,000㎡を候補地として検討したが、現市場との距離的な問題や面積不足などの理由で不適当とされた。
その後、東北財務局から未利用国有地の買付勧奨があり、本場から約500mの距離にあった旧東京第一陸軍造兵廠仙台製造所跡地26,268㎡を選定し、昭和60年3月に19億8千3百万円で買い受けた。
昭和60年5月には、花き部移転建設工事の基本設計を開始し、併行して開設者及び花き部業界で組織した、花き部新市場建設専門調査員会を本市場運営協議会の中に設置して調査検討を行いながら、同年10月に基本設計が出来上がったのである。
この基本設計の方針としては、
① 現市場の一部であると同時に、将来分場として独立しうる機能を併せ持つこと。
② 昭和70年度を目標にした取扱量・流通形態等に対応出来る施設であること。
③ 搬入から搬出までの物の流れが効率的で使いやすい施設であること。
④ 管理運営面で経費の節減が図られ、管理しやすい施設であること。
⑤ 高度情報化社会の進展に対応しうる施設であること。
⑥ 日本における花き市場の主導的役割を担いうる施設であること。
⑦ 新しい時代の花き市場としてのイメージあふれる特徴ある施設であること。
⑧ 市民の市場として親しみやすい施設であること。
⑨ 健康福祉都市仙台の花き市場として清潔で明るい施設であること。
⑩ 将来の増築に対応出来る施設であること。
などをあげ具体化した。
移転建設工事は、昭和61年度からの2か年継続事業として、昭和61年5月に着工し、総工費約39億円で昭和62年12月に完成。昭和63年1月14日こ新施設で落成式を挙行し、同1月16日から業務を開始した。
■市場概要
開設者
仙台市
所在地
仙台市宮城野区苦竹4丁目1番20号
敷地面積
26268㎡
建物面積
10774㎡
卸売業者
2社
仲卸業者
6社
関連業者他
1社
■施設概要
卸売場
4648㎡
関連店舗
742㎡
仲卸売場
1344㎡
買荷保管積込所
492㎡
定温室・倉庫
922㎡
その他
1114㎡
業者事務所
1181㎡
庭木売場
1160㎡
管理事務所
331㎡
駐車場
約440台
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